STELLA仮店舗☆はてなブログ

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No compress!

ONKYOのAVパソコン「HDC-1.0」の展示デモ機で、ONKYOが配信しているロスレス/高音質の音源を聴いてみる。
このPC自体のチューニングや、セットのスピーカーの性能、サウンドカード性能など色々高音質化されている部分はあるにせよ、やはり「高周波数/ロスレス」の「音」っていうものの深みは、高ビットレートMP3とは比較にならない。
特にクラシック系の音の厚みとか、まろやかさってのは歴然としている。


オーディオの世界は、ハマりだすとアンプに何百万、スピーカーに何百万、っていう修羅の道ゆえ。あまりその世界には足を踏み入れたくはないんだけど。
それにしても「なんだ、俺は一体今までなんてショボいものを聴いていたんだ」と愕然とする。


HDC-1.0のデモ機で、ホルストの「惑星」を聴いたんだけどさ。
家に帰って、iTuneでMP3圧縮した同じ曲聴いて、泣きたくなったんだもの。
なにこれ?この薄っぺらい音。



打ち込み主体のJ-POPや、ドンシャリなハードロック、低音命のメタルならともあれ。
やはり世の中には「音の厚みと艶と奥深さ」を味わう類の音楽ってのがあるわけで。
そういうものまでMP3圧縮で聴いているってのは、ようするにデジカメ撮影して、カラーコピー機で原寸大に拡大印刷したゴッホルノアールの絵画を鑑賞しているようなもんで。


まぁ、それ言い出すと「生音には絶対に勝てない」わけなんだけど。
にしても、ほら名画にしても、部屋に飾るならカラーコピーしたものじゃなく、それなりのクオリティで複製印刷されたものを飾りたいじゃない?
まぁ「出先で聞くのに、そこまでのクオリティはいるのか?」って言われると「いらないでしょう」ってことになるんで。「外出用」に「iPodでMP3」ってのは正解。それはアリ。
問題は「家で音楽聴く時ぐらい、もうちょいマシな音で聴いたほうがいい」ってこと。


まぁ、オーディオ通のように「高音の伸びがどーこー」「中音に温かみが・・・」とか、そういう言い方できるほどに耳は肥えちゃいないんだけど。
でもやっぱ、ああもはっきり「音質の差」がわかっちゃうとね。


ってわけで。
今、MP3で録音しているデータとは別に、ロスレス圧縮した「家でちゃんと聴く用」のライブラリを作成しようかと思ってます。
CD1枚が、大体740MBで。
ロスレス圧縮すると、曲によるけど50〜60%ぐらいの圧縮率。
で、手持ちのCDがざっと250枚として、740×0.6×250=111,000≒120GBぐらい。


HDD単価下がってきた(250GBで1万2、3千円前後)ので。「ロスレス保存用」に1台外付けHDD買ってくるってのは、かなり現実的なチョイスじゃないかと思うんだよねぇ。
WAVデータのまんまでも、250GBあれば手持ちのデータは全部入るのか・・・ちょっと今年の検討課題ってことでw