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水星に謎の噴出現象? 国内各地で観測される

水星に謎の噴出現象? 国内各地で観測される


国内では3年ぶり、次は26年後となる水星の太陽面通過が9日朝に観測できるため、国内各地で国立天文台はじめプロ、アマチュア天文家、天文愛好家による観測会が行われた。
その最中、水星表面から謎の噴出現象が確認され、各地の天文台、天文ファンからの報告が相次いだ。


観測によると、水星表面から継続的に間欠泉の様に大量のなんらかの物質が噴き上げられている現象で。観測が可能であった日の出から、水星が太陽面を通過する日本時間の午前9時頃まで継続して観測された。
3年前の観測時には確認されなかった現象であり、国立天文台にはこの現象について多くの問合せが寄せられ、職員が対応に追われることとなった。


複数の関係者、天文学者によると「3年前の観測時には未確認の現象であり、この3年の間、おそらくごく最近になって発生したものと思われる」。太陽系の惑星などの噴出現象としては、木星の衛星であるイオの巨大な火山が知られているが「水星は惑星の構造上、火山活動などは無いと思われる」。
現在、各地からよせられた観測データを元に国立天文台では、NASAなど世界各地の宇宙機関や、天文学者らと連絡をとり、この現象について解析をすすめているが「この種の現象は、過去にも例がなく原因は全く不明」とこの謎の現象に困惑を隠せない様子だ。

共同通信 2006年11月09日 午前10時32分)


■ことば<水星の太陽面通過>
水星は太陽に最も近い軌道(平均約5千8百万キロ)をめぐる惑星のため、太陽の光によって望遠鏡などでの直接の観測は困難だが、数年〜数十年ごとに地球から見て太陽の上を通過する際、水星そのものが影となって見えるため、一般の望遠鏡でも観測が可能となる。
国内では前回は2003年に観測され、次回は軌道の関係で26年後となる。<水星>
太陽系の第一惑星。太陽に最も近く、大きさは直径で地球の約3分の1、月よりやや大きい程度の天体。表面は太陽に照らされ高温で、クレーターに覆われ、火山活動などは確認されていない。
太陽に近いため望遠鏡での確認が難しく、1974年と75年にアメリカの観測機「マリナー10号」が観測した以外、探査機などによる直接の観測は行われていない。
現在、2004年にNASAが打ち上げた観測機「メッセンジャー」が、2008年の観測を目指し水星へと接近中である。

[小説]太陽の簒奪者 /野尻抱介

・・・・というわけで、もちろん上記のニュースはガセですよw


まぁ、今日は3年ぶり、次回は26年後という水星の太陽面通過が行われました。
オイラも観測試みましたが、曇り空で、太陽が出てきた時にはもうとっくに通過した後でしたがw


んで、その水星の太陽面通過と、そこで観測された謎の噴出現象からはじまるのが、今回ご紹介する野尻抱介の「太陽の簒奪者」。
以前にも本家Blogで紹介したことがありますが、せっかくの日ですのであらためてご紹介いたします。

太陽の簒奪者 (ハヤカワJA)

太陽の簒奪者 (ハヤカワJA)

感想は上記の過去のレビューをお読みいただくとして。
先日再読しましたが、やっぱり面白いです。
最近SFも、シリーズもののスペースオペラばっかりで、気骨のあるハードSFが随分減ってきましたが。
なかなかまだまだ捨てたもんじゃないなぁと。