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特務咆哮艦ユミハリ (1) /富沢ひとし

特務咆哮艦ユミハリ 1 (バーズコミックス)

特務咆哮艦ユミハリ 1 (バーズコミックス)

富沢ひとしの最新刊。


2045年
「時間戦争」で、世界のほとんどが消失した10年後。
僅かに小さな島として残る、様々な時代の、様々な勢力が群雄割拠する時代。
「長崎」(大正22年!)の調査船を襲撃する、村上水軍
そこに現れた「品川連合」の特務咆哮艦(っていうか要するに「列車砲」)「ユミハリ」。
海洋国家「横須賀海軍」。中部に本拠地を構え、最新科学を誇る謎の「豊田帝国」(笑)
土偶国家「阿蘇」も絡んでの、もうなにがなんだかのグッチャグッチャな世界観*1


まぁ、相変わらず謎はぼかしたまま、説明なしでどんどん話が進むという富沢節炸裂ですよ。
でも富沢節のもう1つの「ものすごい生理的に気持ち悪い描写がサラリと出てくる」って部分は、本作は控えめ。
ベクトルでいうと、「エイリアン9」「ミルククローゼット」よりは、「プロペラ天国」な感じ。


まぁ、なんにせよ相変わらずのキテレツなSF設定で、続きが楽しみ。
この人の作品って、ハマる人は病みつきになる妙な味があるんだよねぇw

*1:ていうか、様々な歴史・世界が混在するこの設定って、「超時空漂流 オーガス」じゃんw