STELLA仮店舗☆はてなブログ

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mixi終了のお知らせ(駄文・長文)

実は、先日「mixiアプリは成功するか?・・・いやダメでしょう、だってmixiミュージックだって全然うまくいってないし」的内容の文章を書きかけで放置してたら「mixiミュージック終了のお知らせ」がw


一瞬「mixi終了のお知らせ」かと思ったよ。
いや、マジで。


でも「mixiミュージック終了のお知らせ」って、俺、これは「終わりのはじまり」だと思うんだ。



↑で書きかけだった文章が、緊急パッチのリブートで消えてしまったので(うんこVistaめ!)、また書き直すのもかったるいので、端折って書いておく。


mixiアプリmixiはかけてるみたいだけど成功するか?


→うまくいかないよ、間違いなく。
 何故なら、mixiのユーザーの「求めているもの」と相容れないから。


mixiユーザーが求めているもの「コミュニケーションの欲望の充足」
 そんでもって「ネットリテラシー」がおそろしく低い。しかもどっちかってと「ネットって怖い」的人が多くて、「革新的で便利なサービス」の利用率が妙に低い(Gmailとか、Twitterとか。「使わない」んじゃなく「知らない」のよw)


→(「mixi疲れ」とか、「mixiチェーン」とか、これまでのネットコミュニティではありえなかった固有の症状出るのがその証拠)


→しかもmixiユーザーは基本、マイミクの日記と、あしあとと、コミュのコメントぐらいしかみない


→それが証拠に「mixiミュージック」だって「つながる」仕組み用意してるのに、全然使われていない


→なぜなら「mixiミュージック」はmixiユーザーの「動線」上に存在していないから


→もっと詳しく言うと、mixiユーザーのほとんどは「マイミクのトップページなんかほとんど見ない」から


→だから、「誰かのトップページ」から誘導される系のコンテンツはことごとくうまくいっていない


mixiアプリも「誰かのトップページ」から見る形で「つながれる」ようになってる


→それに、現状のmixiアプリって「で、だから何?」って感じだし。面白くない


→だから多分、流行らない。物珍しさで最初だけ盛り上がって、最終的に失敗する


→「ピコミク」のゲームランキングと同じような末路。


→そうそう「ピコミク」も終了するねw


って感じ。



んでさらに、論は展開して。


mixiって、サービス開始時に完成しちゃっていた」サービスだってことを書こうとしてた。


そう、mixiって実は「サービス開始当初」から、いまだに「ユーザーがコアに使う機能」は何1つ変化していない。
もう「最初に全てがそろっていた」の。


「後付け」でそれなりに利用されているのって「フォト」ぐらいのもので。
それは単に、当時(も今も)たとえば「Flickr」とか、日本のライトユーザー層には知名度がまるで無く(
Youtubeは知ってるけど、Flickr知らない人多いよね。「Picasa」すら知らない人ばっかだよ)、「使える写真共有サービス」が皆無だったっていう「環境的にラッキーだった」からで。
ようするに「たまたま」にすぎないと思うし。


たとえば、「動画」はなんだか「つかえねーなコレ」とか思ってるうちに、Youtube、ニコ動と連携できるようになって、もっぱらそっちが使われてるしさ。


「エコー」なんかも、「Twitter」がようやっと「ヒウィッヒヒー」wあたりで、この1ヶ月ぐらいで「再注目」されてるけど、いまだに「mixiユーザーの大多数」は「Twitterって何?」な人ばっかだ。
Twitterは知らないけど、エコーは使ってる」人、ものすごい多い。俺は「Twitterでいいじゃん」「Twitterと連携しねーの?だっせぇ」って思っちゃった人だけど、mixiじゃ「少数派」w
っていうか、mixiユーザーには多分、Twitterのあの「ルーズさ」は耐えられない。
「なにこいつ!勝手にフォローとかしてキモいんだけど!?キーッ!!!!」ってなっちゃうよwww



ああ、なんか話ズレてきたけど。



たとえば、ここにきて「mixiの後塵をおがんでいた」GREEが、国内SNS純増でmixiを追い抜いた。
とはいえmixiユーザーの数にはまだ追いついていないんだけど。


でも、ここにきて間違いなくmixiは「往時の勢い」ってのを失ってしまった。
ユーザー数が多い、だから惰性でなんとなく増えてはいってる。
でも、実際には「スパム業者」のアカウントが相当数あるし、「mixi入ったはいいけど使ってない」っていう「死にアカ」も相当ある。
だから「使ってる人」の増加曲線は、mixi公式発表よりもはるかにゆるやかなはずだ。


GREEは、「mixiには勝てない」と悟ってから、mixi追随をやめてauと組んで携帯に特化し、ゲームやたまごっち的成長ゲームとか、そういう「携帯コンテンツ的」な方向に向かった。
招待制もやめて、登録制にいち早く移行した。


一方、mixiは「最初にあったSNSの基本サービス」だけで「唯一無比」のSNSに成長してしまった。
そこから「さらなる拡大」を目指して、そしてやってることが「GREEの後追い」ばっかりだ。
ゲームとか(ピコミク→終了w)、未成年解禁とか(でもコミュ利用禁止って、意味不明使用)、そんで今度はとうとう「mixiの安心感」の根幹だった「招待制」すらも廃止して「登録制」への移行をもくろんでいる。



んでも、そこまでしてるのに。
もう何年も利用してマイミクの数は増えたのに。
日記も、コミュニティの書き込みも、あんまり増えた気がしない。むしろ減ってきてる。


そうmixiは確実に「盛り下がってきている」。



で、「mixiをもっと盛り上げよう」として運営がうった手は、ことごとく失敗に終わっている。
それもこれも「mixiが最初に完成してしまっていた」事が原因だ。
運営がうつ「あの手この手」は、結局全部「蛇足」なんだもの。
mixiユーザーが「欲しいもの」は「そんなもの」じゃないんだから。



ところで「mixiが盛り下がってる」のってどうしてだろ?


飽きた?うん、まぁそうだよね「最初から完成してたサービス」って、ようするに「ずーっと変わらない」ってことで。
代わり映えしなけりゃ、だんだん飽きてもくるよね。


でも問題はむしろ「安心感」が損なわれているからじゃないのかな?
mixiが「盛り上がった」理由の1つって、間違いなく「安心感」だった。


2ちゃん怖いよー、ブログもなんか知らない人にコメつけられたり、炎上したり。
スパムメールばっかくるし、エロコンテンツへのトラックバックばっかとんでくる。
「インターネットって怖い!!」って人や、そーいうのに疲れちゃった人にとって「mixi」って「ここなら安心」って幻想を抱かせるサービスだった。
だから一気にユーザーが増大した。


でもさあ、それって「幻想」にすぎないってことに、ようやっとみんな薄々気がつきはじめてきたんじゃないかな?


たとえばコミュニティとか。
コミュもいまじゃなんだか肥大化して、ぶっちゃけ「イベントサークル」(悪名高い「スーフリ」とかもこれw)みたいな連中がOFF会でぼったくりとか平気でやるようになった。


mixiが発火点になったネット事件もたくさん起こった(「ケツ毛バーガー事件」とかね)。


そりゃあもうこんだけユーザー増えちゃって「安心感」もくそもへったくれもねーってのwwww



でも、なのにいまだに「mixiは安心」ってタコツボ幻想を、ユーザーの大多数が共有してる。
というか「しがみついている」。
2ちゃんねるは怖い」に代表される脊髄反射的「オープンなネットワークへの恐怖感」の裏返しの「安心感」に支配されて、なんだか気がついてみれば「しがらみだらけで、好きなことも言えない」世界にどっぷりつかってしまっている。


それってなんだか、すごく「閉塞的」な状況じゃない?
そういう閉塞感が言葉にしないでも、どんよりとただよっている。


mixiの運営は間違いなくそのことに気がついていて、なんとかしたいと思ってる。
で、「蛇足」でしかないサービスを乱発しては、不発で終わっている。


そういえばmixiがスタートした時、「パソコン通信時代」を経験した人は、大抵こんなことを言ってた
mixiってニフティサーブみたいだよね」って。
確かに。


mixi登場当時、「ネットと言えば2ちゃんねる」的空気が支配的だった。
だから、「完全匿名の不毛地帯」wに疲れたり、恐々としていた人にとって、ニフティーサーブ的「完全にオープンになっていない(=クローズな)世界での濃密なコミュニケーション」ってオアシスだった。


でも、そのニフティサーブは、一時は日本のネットユーザーの大多数に利用されていたのに、結局「ネットの波(オープンで拡がりをもった世界)」によって時代に取り残され、運営会社からも「お荷物」扱いされ、無残な終焉を迎えた。


もっともニフティとインターネットでは、プロトコルレベルで「全く別の世界」だったわけで。
その点、mixiは間違いなく「ネットの海」の上に発生したコミュニティだから、ニフティと同じ運命をたどるわけではないのだろうけれど。
しかし「圧倒的ユーザー数を誇る」サービスでさえ、栄枯盛衰の波にさらされ、時にはあっけなく藻屑と消えるのもまたネットの海の宿命なんだよね。



まー、ぐだぐだ長くなってとりとめなくなったけどさ。
mixiってサービスも、そろそろ「正念場」なんだと思う。


俺は「失敗する」と思ってる「mixiアプリ」、そして「登録制」に今の運営は「賭けてる」みたいだけど。
その賭けが失敗した時、多分、その時にmixiは終わる。


サービスが終了しないまでも、でも確実に「なにかが終わる」
もうその時、そこに「かつてのmixi」は無いし(今も無いけど)、勢いを取り戻すことも無いだろう。



ってもなんだかんだ言って、いまだにmixiユーザーでもあるんで。
願わくばそうなってほしくないんだけどね。
mixiにとって変わる遊び場」がいまだに出てこないしさ。


最後に、だらだらまとまりない文章でごめんね。
なんかまとめるのもかったるかったんでw